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戸倉の記事
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田んぼの周りには…パート2

こんにちは!

 

今日紹介するのは、「スギナ」です。

「つくし」と言った方が一般的ですかね。

雑草の代名詞と言っていいほど強靭な力を持つ植物です。

この植物、漢字で書くと「土筆」というように、春になると筆のような、先っぽに胞子を付けてまっすぐに伸びます。

あのままをそのままにしておくと、写真のような緑色の青々とした植物に育ちます。

 

某テレビドラマの、ヒロイン名になるほどの強さ。

それは農家さんが一番実感しているのではないでしょうか。

なぜか。

それは、除草剤が効かないからなんですね。

どの除草剤もスギナには効果が低いです。

スギナがなぜこのように強いのかというと、地下茎といって、土の中に茎があるからです。

言うなれば、竹の小さいバージョンといったところでしょうか。

にょきにょきとぐんぐんと伸びていき、管理されていないとあっという間に増えてしまい、手の施しようのない無法地帯になってしまいます。笑

 

竹は、昔の日本庭園に生えていました。

というか、育てられていました。

庭園の中に、「松」「竹」「梅」があることが「美」とされ、そこの下に「鶴」と「亀」がかざりとしてあるのが昔の日本庭園の定番でした。

きちんと管理されていれば美しい日本庭園も、そのままにしておくとあっという間に竹林になってしまうんです。

今、日本全国に広がる空き家問題。

あっという間に竹林になってしまうのではないでしょうか。

日本の負の財産のような気がします。

 

それの田んぼバージョンがスギナです。

ただ、スギナまで除草剤で枯らしてしまうと、畦畔の機能性は失われ、田んぼの水を維持できなくなってしまいます。

それはそれで大きな問題となってしまうので、管理が難しい雑草の一つです。

 

個人的な意見だと、そんなに強い草を枯らしてしまうほどの農薬を使うのもためらいがあります。

田んぼの中に使うのではないですが、すぐ横に散布するのも酷です。

原点回帰する良い問題かもしれませんね。

 

それでは!