小麦のおはなし パート2
こんにちは!
田植えも終盤戦に差し掛かったところ、小麦の収穫が始まりました!
あと少しで田植えが終わるのに、、、といったところでしょうか。
小麦は待ってくれないのでしょうがないですね。笑
小麦は何といっても収穫時期が難しいです。
そのままにしておけば品質は悪くなる一方で、収穫時期に近づくと、「梅雨」という日本独特の気候が待ち構えています。
もちろん、雨が降れば収穫作業はできません。
雨が降った翌日も、半日は収穫できません。
小麦自体が水分を含んでしまうんですね。
せっかく乾いた麦も台無しになってしまいます。
さて、日本で作られる小麦。
なにになるのでしょうか???
パン?パスタ?うどん?クッキー?麦チョコ?
国産の小麦は、中華めんやうどん、パンなどに使われることが多いです。
といっても、日本における小麦のうち、国産はわずか1割。
9割が輸入に頼っているんですね。
麺用とパン用に使われてはいますが、国産小麦100%で作られた製品を食しているのは、わずかな人たちだけで、一般消費者の私たちは、ちょこっとかじっているぐらいだと思ってください。笑
お米が年間消費量約50kgなのに対して、小麦の消費量は約30kgです。
ここ数年でものすごく増えました。
ラーメン屋さんやパン屋さん、イタリアンのお店など、外食店の割合を見ても、大きく変化した平成時代でした。
小麦はもはや日本人の主食と言っても過言ではありません。
お米を食べない一日があるいっぽうで、小麦を食べない日はありませんよね?
知らないうちに摂取しているのが小麦です。
「日本人は米だろ!」と言っている人も、時代遅れになってきてしまいました。
良いことなのかどうなのかはわかりませんが、農家として思うことは、「すべて国産でできたらいいのにな~。」です。
9割輸入って、、、
アメリカのご機嫌をお伺い立てないと、いつかパンが食卓から消えますね。笑
もしくは、一斤1000円の高級食パンが当たり前になり、一斤1万円の超高級食パンが出てくるかもしれないですね。
ちなみに小言ですが、スーパーで安売りされている「ゆで蕎麦」を見かけることが多くなる季節になりました。
あれ、裏面表示を見てみると、小麦の割合の方が多いものがあるようです。
蕎麦風うどんといったところでしょうか。笑
見掛け倒しもいいとこです。
消費者を馬鹿にするのもいい加減にしてほしいですね。笑
それを知らない消費者もどうかと思ってしまいますが、、、
それでは!