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戸倉の記事
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農業と水。そして土。

こんにちは!

 

農業をしていると、水の大切さがとてもよくわかります。

田んぼや畑にとって、保水力と排水性はとても重要です。

水を土の中に保っておく力と不必要な水を外に排出する力です。

これを支えるのは、土の中の有機物になります。

目には見えない世界ですが、私たちの食はたくさんの微生物に支えられています。

作物を育てるうえで、水は欠かせません。

サボテンでさえ、空気中の水を使って成長しています。

水を好む植物もあれば、水を嫌う植物もあります。

そのバランスを支えているのが、土の力になります。

 

そのことを総称して、農家さんは「地力」と呼びます。

まさしく字の通り、「地上の力」です。

その土が持っている力のことです。

この地力ですが、力を使って、下げるのはいともたやすくできます。

作物が育つときにその力を使うからです。

ただこの力を上げることは、とても長い時間と労力を費やします。

一年で使い切ってしまうことができる地力を、元に戻すのには数年かかります。

そのために、休ませる。という必要性も出てきます。

つまり、作物を作らない(作れない)という期間も必要になってきます。

その期間の間に微生物を増やし、地力を上げるんですね。

 

地力は、土の中のバランスのことを言います。

育てたい作物が育ちやすい環境を作ってあげることです。

目には見ることのできない、小さな小さな環境づくりによって、食卓の彩りが作られています。

化学性のものが良いとか悪いとかではなく、土の中のバランスを整えるために使っています。

よく理解し、実際に触れてみて、土のことを理解していけると良いですね。

 

それでは!