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戸倉の記事
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雨の日が続きます。

こんにちは。

 

愛知県愛西市では、今雨が降っています。

嫌な雨ですね。

今年は降る必要のないときに降って、降らなくていいときに降りました。

お天気のことはどうしようもないのですが、ある意味農家さんを苦しめるものの一つです。

 

さて、写真にあるのは、イセキの開発中の車両です。

稲刈りをする機械「コンバイン」です。

このコンバイン、かつては1000万円以内で買えたもの。

それが今では、建売住居が建つほどの値段になってしまいました。

なぜそうなってしまったのか。

 

原因の一つに、環境保全の一環として、排出ガス規制が日本でも重要視されてきたことがあります。

コンバインは、経由で動く100馬力前後のものが多く、エンジンを使って動きます。

エンジンの動力を回転運動に変えることで、歯車を回し、稲や麦の刈り取りを行います。

この機械のおかげで、人間が一日かかってやっていたことを、わずか一時間でできるようになりました。

そのこともあってか、機械の性能も早くなり、大型化が進み、エンジンも大きくなってきました。

ここで出てきたのが、排出ガス規制です。

この排出ガスをきれいな空気にするためのフィルターなどが取り付けられるようになりました。

その機能だけで、車が買えるほどのお値段。

さらにその機能を付けることで、車体は重くなり、さらに馬力を上げる必要性も出てきました。

これが本当に農家さんのためになるのでしょうか?

 

日本の農家は10年で半減しました。

その分農業機械も減りました。

それなのにいらない機能を付けて値段がさらに上がる。

ますます買えなくなります。

ましてや、トラックや乗用車と比べれば、日本の農家さんの農業機械なんてほんの一部。

もっと他に見直す点はあるのではなかろうか、、、

 

開発する原点には、利用者に使いやすくすることだと思っています。

それが今となっては、がんじがらめに巻き付けられ、何を開発しているのかわからなくなっている状況です。

本当に必要な機能を見極め、不必要な部分は排除する。

そんな開発を農家は望んでいます。

車でも一緒ではないでしょうか。

機能がたくさんついたところで、みなさん使いますか?ということです。

 

今一度、みんなで考え直す時かもしれませんね!

 

 

それでは!