産地を守るということ。
こんにちは!
4月も中旬です。
早生品種の田植えが始まり、本格的に田植えのシーズンが始まろうとしています。
田んぼに水が入ると、春がきたな~と実感する日々です!
さて、戸倉トラクターでは今年からレンコンの栽培が始まりました。
何といっても愛西市はレンコンの産地!
日本国内でも5本の指に入るほどの出荷量を誇っております。
愛西市は、かつて川の底にある場所でした。
木曽三川が整備されるまでは、船で行き来するような場所に、今は人が住んでいます。
とはいっても海抜0メートル以下の場所。
ひとたび大波が来れば、あっという間に沈んでしまうような地域です。
今では広大に広がる田んぼも、水稲でなくレンコンが栽培されている地域でした。
1メートルも掘ったら水がわいてくるような地域ですので、レンコンの栽培にはとても向いている田んぼです。
かつてはもっとたくさんあったレンコンの圃場も、農業者の高齢化に伴って、機械作業ができる稲作に変わってきました。
昔よりも面積は半減しています、、、
消費者の方が良く耳にする言葉、「地産地消」
近年になって農家さんが身近に感じなくなったことで耳にする言葉です。
あくまでも消費者目線である子の言葉。
市場の原理ができるまでは、こんな言葉もありませんでした。
農家さんの側からすると、「産地リレー」という言葉を代わりによく聞くことになります。
四季がはっきりとしている日本。
世界的に見ても、こんなに四季を肌で感じることのできる国はそうそうありません。
だからこそできる「産地リレー」
日本の中でも冬が長い地域もあれば、ずっと常夏の地域もあります。
そこで、全国にそれぞれの野菜の拠点を作り、産地をまたぎながら市場に流通させましょう!というのが産地リレーです。
なので、スーパーに行けば、一年中同じ野菜を味わうことができるのです。
野菜には「旬」があります。
本来であれば、旬の時期以外には、その野菜は存在不可能と言っても過言ではありません。
ですが、そこは日本独特の作柄。
地域を変えて、点々と野菜を作る場所をずらしていきます。
そうすることで、長い期間市場に同じ野菜を供給することが可能になりました。
消費者の方からすると「ありがたや~」な話なのです。
そんな産地リレーを守り、日本産のレンコンを守るためにも、レンコンづくりに取り組んでいけたらな~と思う次第です。
農家の皆さん。
これから忙しくなりますが、安全に頑張りましょう!
それでは!