農家の春
こんにちは!
あっという間にもう5月も終わり。
6月が始まろうとしています。
農家さんたちは、この時期どんな過ごし方をしているのでしょうか。
農業の仕事の1日、改めてみると本当にすごい、、、。
農家にとっての5月
農家さんにとっての5月は、「1年で一番大事な月」と言っても過言ではないでしょう。
というのも、どの作物を作っている農家さんでも、この時期は大忙し。
弊社のある愛西市でも、イチゴ屋さんは最後の収穫シーズンで、収穫後は新しい苗を植えるための準備が始まります。
レンコン屋さんは定植期を迎え、種植えに必死です。定植が終わると次は防除。仕事に追われます。
花屋さんも春花の出荷最盛期。暖かいと花が咲いてしまうので、温度管理と水管理の仕事に追われています。
そしてなんといってもお米農家さん。田植えシーズン真っ盛り。育苗に合わせて圃場の準備をして、適期に植えれるように準備します。
収入の少ない5月
そしてなんといっても皆さん共通するのは、春のシーズンは収入が少ないということ。
それはそうですよね。収穫するものがなければお金にはなりません。
むしろ、種を買ったり培土を買ったり肥料や農薬を仕入れて使うのもこの時期が一番多いので、お金が出ていくシーズンになります。
昔の農家さんは「盆暮れ勘定」でした。
つまり、お盆の時期と年末の時期に支払いをするというものです。
昔は肥料屋さんや農薬屋さんがツケで購入できました。
今となっては考えられないこのシステム。
実は今でも機能している地域もあるようです。
他の業種から見たらありえないことでも、農業の世界でも通用することも多々あります。
この時期に失敗するということ
この時期の失敗は、収入に直結します。
農家さんのこの時期の失敗は、
「苗が上手に育たなかった」
とか
「農業機械が急に壊れてしまった」
などが挙げられます。
そんな中でも一番の失敗が、
「管理不足」
です。
圃場の管理は農作物を育てるうえで一番大事なことです。
管理されていない田畑は見るも無残な姿に。
雑草が生い茂り、どこに何が植わっているのかわからない!なんてこともあったり。
こうなってしまうと元も子もありません。
せっかく入れた肥料も雑草に取られ、本来の目的以外に使われてしまいます。
作業<管理
が農家の鉄則です。
お米で言うとこれから約半年。
管理作業が始まります。
夏の暑さに負けないで頑張りましょう!
それでは!