大豆のおはなし パート2
こんにちは!
大豆の播種を先週行いました。
まだまだほんの一部ですが、芽が出てきましたよ!
小さな小さな葉っぱから、大きな大きな葉っぱになるまで、大豆はあっという間です。
「大豆は痩せた土の方がよく育つ。」
そんな話をよく聞きます。
植物によっては、土壌の質によって育つものが変わってきます。
日本は、島国です。
そして、世界に誇る火山大国で、地震大国でもあります。
火山が噴火すれば、火山灰が降り注ぎ、地震が起きれば地面が隆起し、新しい土が現れます。
人間はまだ地球ができてから、ほんの一部のデータしか持ち合わせていません。
日本もほんの小さな小さな国の一つで、日本のある島について、ほんの少しのことだけしかわかっていません。
ただその少ないデータの中でも、先人たちは、その土地に合った作物というのを徐々に解明していきました。
それが今となっては、一大産地として栄えています。
愛西市もそのひとつで、かつてはレンコンの産地として栄えていました。
全国でもトップレベルの生産量を誇り、全国各地に出荷していました。
なぜレンコンが栄えたのか。
それは、昔この地域が川底だったから、沼地が多く、お米を作るのも難しかったからです。
今となっては人が住むようになり、インフラ整備もされ、排水対策も徹底されるようになりました。
その結果、沼地だったところでも、お米を作れるようになり、大変なレンコン栽培よりも、お米の生産に着手する農家が多くなったのです。
だけども、お米だけでは経営が成り立たなくなってきてしまったので、今では政府の推奨する小麦と大豆の生産にも着手しています。
今、うちの地域で大豆が作られている背景にはこのような実態があるんですね。
「産地」と呼ばれる地域には、それぞれ理由があります。
鹿児島でサツマイモが作られているのはなぜだろう?
瀬戸内海の島々でオリーブが作られているのはなぜだろう?
広島はレモンの産地、なぜだろう?
新潟では北海道よりもたくさんのお米が作られているのはなぜ?
東北には酒蔵が多いのはなんでだろう?
北海道ではジャガイモがたくさん。なんでだ?
そんなことを考えて、突き詰めてみると、先人たちの出した答えに自分たちが乗っかっているのがよくわかります。
時間があるときに調べてみたいものですね!
それでは。