稲刈りシーズン到来です!
こんにちは!
ついに10月に入り、残すところ2021年も3ヶ月となりました。
弊社では稲刈りシーズンを迎えています!
とはいってもたくさん品種がありますので、ボチボチと進むのが弊社の稲刈りなので、キャベツの面倒も見ながら小麦の準備もしながらダラダラと10月は終わっていきます。笑
嫌な時期の雨も落ち着き、台風も猛威を振るうこともなく今年が終わろうとしています。
さて、このコロナ禍で、ニュースを見ていて非常に意味不明だったのが、「野菜の高値」という表現です。
ほんの半世紀前までは、日本人のほとんどが農家でした。
兼業農家という言葉が出てきたのがその頃です。
農業が身近にありました。どの家庭にも。
それが経済成長とともに、いつの間にか農家の方が少なくなりました。
近年になり、スーパーでの価格が一般的になりました。
スーパーでの値段設定が、高値安値を決めます。
それをテレビの夕方のニュース番組で放送するようになりました。
「野菜が高騰しています。」
誰が何を基準に高い安いと言っているのだろうか。
非常に疑問です。
物の値段には「損益分岐点」があり、それを基準につけられていきます。
家電なんかは割引されても利益がでるような原価の設定で製造されています。
需要と供給の狭間で生産される農作物においても、本来であれば農家が儲かる値段に設定されるべきで、アメ横でたたき売りされるようなものではありません。笑
いつの間にか消費者目線で物事が決められるようになってしまったのが現実です。
「消費者のために良いものを」から「消費者のために安いものを」というコスト意識がどの経営者にも埋め込まれている気がします。
ただ実際のところ、「いくらで売る必要が在るのか」を考えている農家はほとんどこの日本にはいないのではないでしょうか。
原価にいくらかかっているとか、儲けがいくらでとか、来年の収量目標など、事前に決めておかなければならないことはたくさんあるはずです。
収穫してから値段が決まる。
そんなおかしな話はありません。笑
まずは川下からゆっくりと計画的に、投資が浪費にならないように農業経営も考える必要がある時期に来ています。
是非とも業者様には、サスティナブル(持続可能)な値段で取引していただきたいものです!
今年はお米の値段がた落ちなので、だれかお米買ってください!笑
それでは!