お米について
こんにちは!
弊社では、早生品種の刈り取りが終わり、ひと段落という感じです。
中生品種が始まると、いつの間にかクリスマスなんてことが毎年のように繰り返されていきます!
お米について
お米には水稲と陸稲という二種類の稲が存在します。
日本は水に恵まれた国なので、水をふんだんに使って栽培する水稲が広く分布しています。
その水稲でも、大きく分けるとうるち米ともち米に分かれます。
一般的に皆さんが白米として食しているのは、うるち米ですね。
品種について
うるち米ともち米の品種、世界各地で栽培されているので、数えきれないほど品種が多いです。
日本で栽培されているのは、800品種ほどだと言われています。
ひとめぼれや青天の霹靂、森のくまさんなど、個性豊かな品種が多くなってきています。
我が愛知県では、「あいひとつぶ」なんて言う品種も出てきて、品種改良が全国でも盛んにおこなわれています!
用途について
一般的に栽培されているうるち米ですが、日本では用途に分けて栽培されています。
- 一般食用米
- 加工用米
- 飼料用米
などが基本になります。
市場の原理によって左右されるお米の価格、これを安定させる意味でも、需要に見合った生産をそれぞれの用途で求められています。
日本の農家さんが、全員一般食用米を生産してしまったら、供給過多になり、価格が下落してしまうので、それを防ぐ意味でも大事なことになります。
一般食用米以外の用途については、価格が原価に見合わないものもあるため、国から補助金が交付されます。
補助金ありきの生産ということですね。
加工用米は、お菓子などに使用されるお米。
飼料用米は、鳥や豚の餌になるようなお米です。
ただこのお米たち、用途は分けられているものの、人間も食べられるようなお米。
用途が違うだけで、同じお米に変わりはないのです。
同じお米なのに...
用途が違うだけで、作り方も管理方法も変わってしまう。
今となっては、美味しくないお米を探す方が難しいのに、さらにもっと美味しいお米を求めてしまう日本人。
考え方一つですが、日本人が一日にもう一杯の茶碗分のお米を食べるだけで、消費量が大きく変わってきます。
一杯のおかわりが日本のお米を救ってくれるのです。
農家は決して家畜のエサを作りたいわけではありません。
日本人が日本人のためにお米を作りたいと、誰もが願っています。
パンもおいしいけど、お米も食べましょうね!
それでは!