早生品種の田植えが進んでいます!
こんにちは!
弊社のある愛知県西部は、県下でも早生品種の盛んな地域。
「あきたこまち」や「コシヒカリ」といった、一般の方でも知っているような品種が多く作付けされています。
ではなぜ、早く定植する品種が根付いているのか。
それは、1959年に本土へ上陸した、「伊勢湾台風」が関係しています。
台風がやってきたのは9月26日のころ。
収穫まじかに控えた時期にやってきました。
その被害は甚大なこと。
死者も約5000名になりました。
高潮に乗っかってやってきた台風は、田んぼにも猛威を振るい、圃場を水浸しにし、海水を運んできたと言われています。
海水漬けになった圃場は、食べることのできなくなった稲で溢れかえっていたそうです。
それ以来、被害が甚大だった愛知県西部と三重県北部では、台風シーズンよりも早く刈り取りができる早生品種に切り替えられたと言われています。
台風から50年以上たった今でも、その風習が根強く残っているのは、先人の想いがとても強かったということでしょうか。
あれから天候も変化し、地球温暖化も倍速で進む世の中になってしまいました。
気候に左右される世の中でありながらも、環境を守る農業は続けていきたいものです!
それでは!