6月の出荷作物。
こんにちは。
6月に入り、小麦の収穫も終わりました。
戸倉トラクターでは、6月の収穫物がもう一つ。
それは、ハウスレンコンです!
ハウスの中で、促成栽培されたレンコン。
3月の定植で、収穫は6月。
わずか3ヶ月で収穫まで育てる、促成レンコンです。
促成だろうがなんだろうが、今年の新しい初物レンコンになります。
日本のレンコン需要最盛期は年末年始の時期。
ではこのレンコン、どのように使われるのでしょうか。
レンコンは需要期でなくても、年間を通してある程度供給量のある作物です。
お弁当の片隅にポツンとあるレンコンの煮物、○亀製麺に行けばいつでもあるレンコンの天ぷら、料亭の煮物に入っているレンコン。
といった、片隅にちらっと存在するレンコンです。
実は6月の時期のレンコンは、お節料理に使われていたりします。
お節料理???
それってお正月に食べるものじゃないの???
と思ったそこのあなた。
お節料理は6月の時期から製造されて、冷凍保存されているものがほとんどなんです。
というのも、日本のお節料理は大変手がかかるお料理の一つ。
作ったことがある人ならわかるはず。
お飾りのかまぼこを付けようものなら、何人の職人さんを用意しなければならないことか。
しかも、お節料理は需要期が限られ、そんな短期間に手間のかかる料理を用意できないんですね。
それに加えて、お節料理って重箱以外に入れる機会がないんです!
食材の転用がきかないんですね。
これは困ったお弁当屋さん。
6月からぼちぼちと作って冷凍しているようです。
実態に合わせた農作物の生産。
これが一番難しい。
悩ましいところですが、お正月にお節料理食べたいですものね。
それでは!