普通の会社を目指すということ。
こんにちは!
たまには農作業とは違う話題を。
先日、農業法人を見学してきました。
規模はうちと同じくらい。
ライスセンターも見てきました。
農家の倉庫と言えば、会社でいう職場。
どんなに小さな会社でも、デスクがあって、応接場があって、トイレがある。
ただ、農家の職場には、どれも「ない」。
むしろそれが当たり前。
今まではそれが当たり前だったかもしれません。
農業の職場というものは、はじめはただ、近隣の農家が集まってできた場所のようなもの。
つまり、みなさん近くに自分の家があるんです。
いつでも帰れるんですね。
これが農業法人となると、また条件が変わってくる。
「農家の集まり」ではなく、「雇用」になってくるんですね。
倉庫→職場に代わるんです。
毎日通う仕事場になり、8時間をそこで過ごすことになります。
トイレがないなんてもってのほか、農家にとっては無縁だったコピー機やパソコンなんかも当たり前に必要になってきます。
そこを理解したうえで、農業法人は運営していかなければならないと思います。
補助金を使って、最新のトラクターや設備を整えるのも良いとは思いますが、それを超えるほどに、労働環境の整備が求められているように感じます。
どこに視察に行っても、農機自慢、面積自慢、収量自慢が聞こえてくる今の農業界。
果たしてそれが正解でしょうか。
それに伴う、従業員の成長、労働環境の整備、経費に対する考え方やノウハウ。
そんなところが今後の農業法人には必要なことだと思います。
それでは!