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戸倉の記事
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小麦のおはなし

\\\\\こんにちは/////

今回は、前回に引き続き、小麦の話をできたらと思います。

小麦です。

皆さんが手元にあってよく使うのは、「小麦粉」ではないでしょうか。

粉の状態で使いますよね。

もっと言えば、粉の状態で食べることは、そうそうありませんよね。
粉で口に含めば、口の中の水分が全部持っていかれて、モフモフになってしまいます。笑
粉状にして、それをまた何かに加工したり、混用したりして、食しているわけです。

小麦をそのままで食べることはほとんどありませんが、大麦やもち麦といった、他の麦の品種になってくると、そのまま食することはあるのではないでしょうか。
最近は「もち麦ごはん」なんかも出てきていますよね!
あと思いつく商品で言えば「麦チョコ」でしょうか。
加工品にはなりますが、麦の形がそのまま残っていますよね。

何が言いたいかと言いますと、
「麦は加工しやすい」んですね。

その反対として、お米があります。
お米の加工品は多数あるのですが、ある程度の技術が必要です。
職人さんでないと、できない加工品が多いんです。

「パン」で考えてみましょう。
小麦粉だけのパンであれば、家庭でもそれなりにできます。
米粉のパン、作ったことがある人はいますか?米粉100%のパンは作るのが難しいはずです。
小麦と違い、粉が細かくなりにくく、細かくするのに技術がいります。

小麦は世界中で広まっていますよね。
小麦粉になれば、使わない国はないのではないでしょうか。

お米はどうでしょうか。
世界で知られてはいますが、小麦には劣ることでしょう。

麦は畑作物です。
米は水田作物です。
大きな違いは、水の必要性です。
水が豊かな地域でないと、お米は作れないんですね。

日本でお米が普及したのも雨が多いからなんですね。
降雨量は世界で見ると中間ぐらいですが、山が多く、そこから湧き出てくる水に助けられています。
山が多いということは、ダムも作りやすく、お米だけでなく、生活に必要である水を貯めやすいんですね。

麦が普及しなかったのは、その逆ではないでしょうか。
土壌が水を含みやすく、排水性に欠けるため、麦にとっては悪条件が重なってしまうんです。

さて、お米と麦の話ができました。
世界3大穀物と呼ばれているものがあります。
3つあるのですが、それはなんでしょうか、、、

あと一つです。

正解は、トウモロコシです。

米、麦、トウモロコシの3つを世界三大穀物と呼んでいるんですね。

世界の主食は、ほとんどがこの3つからできています。
そのために、この3種類を世界三大穀物と呼んでいます。

世界の食糧は、この3つの収穫量で決まってきます。
価格高騰もこの3種類の出来具合で決まります。

先日のブログで、小麦はほとんど外国産だとお話ししました。
日本が輸入している国は、アメリカとオーストラリアがほとんどです。
では、あちらの国で干ばつや多雨などの異常気象がが起きたらどうなるでしょうか、、、
もうわかりますよね。

世界の気象事情も考えてみると、農業の世界はますます面白くなりますよ!

それでは。