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戸倉の記事
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田んぼの周りには…

こんにちは!

先日田んぼの生き物を紹介したので、ここでは、田んぼにある植物たちを紹介していきたいと思います!

田んぼの周りや、田んぼの中にはたくさんの植物が生えています。

田んぼの中にはお米や他の作物を植えて育てますが、田んぼの周りもとても大事な役割を担っています。

そこに生えている植物たちは、「雑草」と呼ばれます。

言い方は悪いですが、なんでもない、どうでもいい草といったところでしょうか。

お米の生育を抑制してしまう植物たちは、あくまでも雑草として扱われ、いらないものとして除草されてきました。

田んぼの周りのことを「畔(あぜ)」とか「畦畔(けいはん)」と言います。

畦畔には田んぼを貯水する機能があり、お米を育てるのにとても大事な水を、その場にとどめておく役割があります。

もんじゃ焼きの土手のようなものです。笑

 

畦畔雑草として扱われる植物の一つに、「シロツメクサ」があります。

「クローバー」といった方がよいでしょうか。昔は花を冠にして遊んだり、4つ葉を探してみたりと、遊びに盛んでした。

さて、このクローバー、畦畔にたくさん生えているところがあります。

この雑草として扱われてきたクローバーですが、ちゃんとした役割があって、生えているところもあります。

このシロツメクサは、「抑制雑草」の一種として扱われてきました。

つまり、他の雑草たちの上に覆いかぶさり、太陽の光を与えないことで、生育を抑制してしまうんですね。

公園などに多いのも、その理由があったりなかったり。

抑制雑草をあえてはやすことで、夏場の草管理を楽にしているんですね。

なんてことない植物ですが、大きな役割を担っています。

 

意外と農業って奥が深くて、頭使うんですよ!

それでは。