農業ICTシステムとは?
こんにちは!
今日は戸倉トラクターで使っている農業用ICTシステムを紹介したいと思います。
ログイン画面等は、大人の都合で出せないので、どうにか言葉で伝わればいいなと思います!
戸倉トラクターで使っているICTシステムはトヨタ自動車製の「豊作計画」です。
こちら、なにができるかというと、一言で言うと「作業管理」ですね。
毎朝の朝礼に始まり、作業の振り分けがあり、一日の作業の進捗状況をパソコンやスマホの画面上で確認することができます。
スマホのGPSで地点を広い、マップ上に圃場地図が表示され、誰の田んぼでどれくらいの面積なのかが一発で把握できます。
3年前までは、恥ずかしながら地図すらありませんでした。
それぞれの頭の中に地図があり、作業の伝達はすべて口頭、お客さんの把握も親方管理で、働く人たちは何もわからないまま、言われたことをこなす日々でした。今の時代、こんなことが当たり前に行われており、危機管理能力や責任感というのがまるでない世界でした。
一番困るのが、新入社員が入ってきたときです。
「まっすぐ行って、二本目の交差点を左に曲がって、道路北の三枚目の田んぼに除草剤降ってきて。」
これが当たり前のように行われていました。
もちろん、わかりません。間違えます。ましてや、田んぼの中に境界があることすら知りません。
農家の物差しだけで、すべてが曲がり通っていました。
それが当たり前の世界でした。
さて、今はどうでしょうか。
日本の労働人口が少なくなり、農業人口なんてほったらかしにしている間に、たいへんなことになっていました。日本政府は焦りました。このままでは、農業という第一次産業が成り立たなくなってしまう。
それでも今の農業の現状は、どこから手を付けたらよいのかわからないくらい問題だらけでした。
それが先ほどの話につながってきます。
時代の波に乗り遅れていたというか、波が来ていたのにも気づかないぐらいでした。
いつのまにか置き去りにされ、気が付いた時にはどうしていいのかわからなくなっていたのです。
まずは、労働人口を増やし、農業を経営できる人材を育成しなければ!ということで出てきたのが、「豊作計画」などのICTシステムです。
人を雇い、人を動かすためにとても重要なツールになりつつあります。
鳥の目で圃場を管理し、資材管理を徹底し、人の動きを逐一管理する。
日本の社会で当たり前に行われていることが、やっと農業にも組み込まれてきたのです。
新しいことに取り組むのには、たくさんのハードルがありますが、乗り越えなければ、日本の社会は破綻するでしょう。
自分たちの食べるものを、自国で作れなくなるのですから、買えなくなったら終わりです。
売ってもらえなくなったら終わりです。
昔で言う、「兵糧攻め」にあえば、日本は餓死することでしょう。
日本の課題を解決するためにも、このようなツールは絶対的に必要でしょう。
それでは!