ドローンを使った防除を始めました。
こんにちは!
今日もとても暑いですね。
そんな中、農家さんの作業の一つに「防除作業」というのがあります。
防除というのは、作物に悪いことをする虫から、農産物を守るために、農薬を散布することを言います。
農薬散布というだけで、鳥肌が立ってしまうような人もいるようですが、日本国民の食糧を守る立場としては、とても大事な作業になります。
例えば100粒のお米ができていても、そのうち20粒が虫にやられてしまうと、残りは80粒。
売り上げで言うと、80%にまで落ちてしまいます。
大げさに言うと、そういうことです。
そうならないために、お金をかけて農薬を買い、こんなくそ暑い中外に出て田んぼに入り、農薬を散布します。
ただ虫にやられてしまった20粒、食べれないかと言われると、食べられるんです。
人間には害はないそうです。
何がいけないのか、、、
色が黒くなってしまうんですね。
そうするとどうなるのか。
消費者の人たちは買ってくれなくなります。
理由は一つ。
白くないから。です。
「お米は白いもの」という固定概念が、現代人にはついています。
実は日本人が精米して、お米を白くして食べるようになったのはついこの間のこと。
それまでは、虫に食われていようが、精米されていないだろうが、選別する技術や農薬が開発されていなかったので、お米は黄色に近い色でした。
日本人は、ここ100年ぐらいで真っ白なお米を食べるようになりました。
白いお米が食べられるようになった裏側には、農薬の発展も関わってきます。
実際に農薬の研究開発もここ100年以内の出来事になります。
お米=白い
というのは、先人の研究の賜物かもしれませんね。
改めて、かみしめて食してみたいものです。
それでは!