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戸倉の記事
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田んぼの生き物 パート2

こんにちは!

 

40度近い気温になると人間も稲もさすがにダメですね笑

この気温上昇はどうにもならないんでしょうか。

地球ごとクーラー効かして欲しいものです。

 

今の時期、稲には穂がつきます。

まだまだ子供のお米ちゃんたちです。

これらのお米、まだまだ柔らかくて、汁をたくさん蓄えています。

それが硬質化してお米になります。

 

実はこの子供のお米、虫さんたちの大好物なんですね。

お米の汁を吸ってしまいます。

すると、お米は真っ黒になってしまいます。

なかでもお米の汁大好きな虫が、写真にあるカメムシです。

すごく臭い汁を出すことで有名ですが、お米を作る農家にとってこの虫は「害虫」なんですね。

なぜお米の汁を吸うのかはわかりませんが、ちょうどやわらかくて一番おいしい汁があるときにやってきてはチューチュー吸ってしまいます。

品質が落ちるんですね。

この虫を防除しようとすると、1本3000円もする農薬を散布しなければなりません。

今話題の「ネオニコチノイド系」の農薬になります。

「ネオニコチノイド」「ミツバチ」で調べてもらえれば、たくさん出てきます。

 

化学肥料を使っているから、カメムシが寄ってくるんだ!などという農家さんもいらっしゃいますが、果たして本当のところはだれもわからず、、、

品質の低下と収量の悪化を防ぐために農家さんはこの薬を使っています。

ちなみにうちでは、一部のみです。全体の数%であまりにもひどいところのみ散布です。

最低限の利用です。

地域によってはいまだに集団防除をやっていたり、1シーズンに2回も3回も降ったり。

それでできたお米がごちゃごちゃに混ぜられて、消費者のもとに届いているのが現状です。

 

うーん、、、どうにかできないものか。

農薬を使わずに、大量生産できる仕組みがあればいいのにな。

一流企業はそこで、LEDを使った植物工場の推進をしていますよね。

お米はまだですが、葉物野菜はほとんどそうなります。

土を使わないから、菌はいないし、空調はコントロールされているので、品質管理がきちんとできる。

果たしてそれでいいのだろうか。

太陽の光を浴びることなく、、、

土から栄養を吸うことなく、、、

 

「きれいでいいものが欲しい!だけど農薬は使わないでね!肥料も化学性のものは嫌だわ!」

消費者の要望に応えるためにはそうなってしまうのですかね。

今一度、みんなで考えなければいけませんね。

 

それでは!